英会話を習得するためには、たくさんの英単語を覚えなければなりません。ただし、強制的に英単語を覚えさせようとすると、子供は英語嫌いになる恐れがあります。ここでは、子供の英単語の数を自然に増やしていくための有効な方法をご紹介しています。
英語を母国語とする国では、母音の発音を基にして英単語を覚えていくことが知られています。基本となる母音の発音をベースに、聞いた音からスペルを推察していく方法です。
この方法はフォニックスと呼ばれていますが、昨今、日本の英会話教室などでも同じ方法が広く行われるようになりました
フォニックスに習熟すれば、英単語の習得スピードも上がると言われています。
単にスペルと意味を記した単語帳で学習するよりも、カラフルで楽しいイラストなどが描かれたカードなどを用い、ゲーム感覚で学習したほうが、英単語の習得率は上がるでしょう。
子供にとって、英語を「楽しく学ぶ」ことは非常に大事な要素。楽しくない方法で強制的に英単語を暗記させようとすると、英語嫌いになる恐れもあるので注意しましょう。
英単語をひたすらノートに書き続けたり、同じ英単語に何度も目を通したりなどするよりも、例文の中で意味や使い方を覚えたほうが、むしろ効率的なこともあります。英単語を単独で覚えることに苦手意識がある場合には、ぜひ試してみてください。
ノートを1冊用意し、親子で毎日、英語で交換日記をつけてみましょう。
最初の段階では、「今日は暑かったね」「日曜日は楽しかったね」など、短い英語を1文ずつ交換する形式でも構いません。徐々に、2文、3文と増やしていきましょう。
インプットではなくアウトプットすることで、ボキャブラリーは飛躍的に増えていきます。
子供が興味を持ちそうなテレビ番組や映画の英語版を一緒に視聴する、という方法も有効です。
最近では、日本の子供たちの間で人気の有名アニメの「英語吹き替え版」なども登場しています。
お子様が普段から興味を持って視聴しているアニメをピックアップし、その英語吹き替え版を探してみましょう。
覚悟を決めた大学受験生なら別ですが、幼稚園児や小学生などの子供に対して無理に英単語を覚えさせようとすることは、英語学習の逆効果になりかねません。
フォニックスの考え方やイラスト入りカード、交換日記、アニメ映像などを上手に使い、楽しくたくさんのボキャブラリーを習得させましょう。